あどもんネットワーク

フルスタック志向の現役ネットワークエンジニアが、手を動かして確かめた備忘録。


デジカレTOKYOに落ちたら?受講者が考える次の選択肢


※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

デジカレTOKYOの選考に落ちて、この記事にたどり着いた方もいると思います。正直、かなりへこみますよね。無料でITを学べて、そのまま就職まで支援してもらえる制度なので、「これでIT業界に行ける」と期待していた分、ショックも大きいはずです。

僕は2024年にデジカレTOKYOを受講して、営業職から未経験でITエンジニアに転職しました。2か月のJavaコースを受け、20社弱に応募して3社から内定をもらい、いまはネットワークエンジニアとして働いています。受講したときの話はこちらの体験記にまとめています。

ただ、デジカレに応募する前の僕は、大手の転職エージェントを使ってIT業界に応募していました。そして、ほとんど書類で落ちていました。有料のプログラミングスクールも比較はしましたが、結局通っていません。

だからこそ言えるのは、デジカレに落ちても、ITに行く道がなくなるわけではないということです。ただし、選ぶ手段を間違えると、僕がエージェントで遠回りしたように時間を無駄にしやすい。この記事では、受講した側と、デジカレ以外の手段で苦戦した側の両方の経験から、落ちたあとに取れる選択肢を整理します。

再応募はできる?次の募集タイミング

短期集中コースはほぼ毎月入校があるので、次の回に申し込み直すこと自体は現実的です。ただし、一度落ちた人が再申込できるかどうかは公式サイトに明記されていません。再挑戦を考えるなら、まず運営事務局に直接確認するのが確実です。

募集の状況(2026年10月時点)

コース期間受講形式直近の募集
デジタル人材育成コース1.5か月新宿キャンパス10月生は10/3で締切済み(次回は公式サイトで確認)
インフラ・AWSコース2か月新宿 / オンライン11月生(11/2締切・11/5入校)
プログラミング・Javaコース2か月新宿 / オンライン11月生(11/2締切・11/5入校)

今年度の事業は2027年3月31日までの運営です。締切は定員で早まることがあるので、最新の日程は公式サイトで確認してください。

参加対象(すべてに該当する必要あり)

  • 原則35歳以下(訓練開始日時点)
  • 求職中、または非正規雇用で就業中
  • IT関連業務の経験がない、または少ない
  • 都内のIT関連業界・職種への就職を希望している
  • 平日9:30〜17:30の訓練に1.5か月または2か月参加できる
  • 学生ではない
  • 今年度・昨年度にこの事業の職業訓練に参加していない

選考で見られていること

選考はIT知識を問わないカジュアル面談です。僕のときも技術的な質問は一切なく、面談の大半は「なぜIT業界なのか」「2か月やり切れるのか」を角度を変えて聞かれる時間でした。

つまり、知識不足で落ちるというより、要件に合っていないか、「IT業界に就職したい」という意思が十分に伝わらなかった可能性のほうが高いと考えられます。再挑戦するなら、なぜITなのか、入社後に何をしたいのかを自分の言葉で話せるよう整理しておくのがおすすめです。面談で聞かれた内容は体験記に詳しく書いています。

もうひとつの選択肢:ハイエンドコース

同じ事業には、3か月の通学型「ハイエンドコース」もあります。運営事務局も申込窓口も短期集中コースとは別で、2026年10月時点では12月入校の申込を受け付けています。対象は同じく原則35歳以下の求職中の方です。詳しくはハイエンドコースの公式サイトを確認してください。

「給付金」について

デジカレTOKYOは、職業訓練受講給付金や技能習得手当(受講手当・通所手当)の対象外です。受講料は無料ですが、訓練中の生活費は自分で用意する必要があります。受講中に給付を受けながら学びたい場合は、後で紹介するハロートレーニング(公的職業訓練)のほうが合っています。

僕が有料スクールに通わなかった理由

IT転職を考えはじめたとき、僕もウズウズカレッジやいくつかのプログラミングスクールを比較しました。ただ、結局どこにも通っていません。

理由はシンプルで、「スクールは高い」と思い込んでいたからです。調べると受講料は30万円から80万円ほどで、仕事を辞めて無収入になる前提では手が出せませんでした。教育訓練給付金という制度があることは知っていましたが、ちゃんと調べないまま「都内で無料のデジカレがあるなら、それでいいか」と決めてしまいました。

結果的にデジカレ経由で就職できたので、この判断は間違っていなかったと思っています。ただ、今振り返ると、それは僕が都内に通える条件にいたから成り立った話です。もし都内から遠かったり、デジカレに落ちていたりしたら、給付金をきちんと調べて、オンラインのスクールに通っていたと思います。

「スクールは高い」は半分正解で、半分は思い込みでした。給付金の対象講座なら、受講料の一部が国から戻ってきます。デジカレに落ちた今こそ、僕が当時調べなかったこの制度を一度ちゃんと確認してみてほしいです。

大手転職エージェントを使ってわかったこと

僕は大手の転職エージェントを2社使って転職活動をしていました。それまでいた業界の求人も見つつ、IT業界にも応募していましたが、IT業界の求人はほぼ書類で落ちました。

たまに書類が通っても、条件面が良くないところが多かった印象です。気になって担当者に聞いてみても、返ってくるのは「未経験から行くなら、条件はまあこんなものですよ」くらいの答えでした。エージェントは紹介した会社に入社してもらうのが仕事なので、そうなるのも仕方ない部分はあります。ただ、未経験の自分にとっては判断材料にならず、正直あまり参考になりませんでした。

そこで切り替えたのがデジカレです。デジカレは受講生が未経験であることが前提なので、IT業界の特徴や、「この会社だとこういう働き方になると思う」といった具体的なアドバイスをしてもらえました。同じ「求人を紹介してくれる場所」でも、未経験者を前提にしているかどうかで、もらえる情報の質がまったく違ったんです。

この経験から、未経験でITに転職するなら、未経験に特化した支援を使ったほうがいいと考えています。大手エージェントが悪いわけではありません。ただ、経験者の転職市場で戦う前提の仕組みに、未経験のまま飛び込むと、僕のように書類で弾かれ続けて時間だけが過ぎていきます。

デジカレ以外でITを目指すなら?僕ならどうするか考えてみた

ここまで、デジカレの就職支援が自分には合っていた、という話をしてきました。ただ、いま知りたいのは「デジカレ以外でどう動けばいいか」のほうだと思います。そこで、もし僕が今、同じ立場だったらどうするかを考えてみました。

結論から言うと、やることは次の2つのどちらかです。

  • 給付金の制度をちゃんと調べて、スクールで学ぶ:当時「高い」と思い込んで調べなかった制度を、今度はきちんと使う
  • 未経験歓迎の求人に応募して、耐えながら経験を作る:最初の1社で実務経験をつけて、次の転職につなげる

そして、どちらを選ぶにしても、就職活動の窓口は大手エージェントではなく、未経験に特化した支援を使います。デジカレで良かったと感じたのは「未経験を前提にアドバイスしてもらえたこと」で、それはデジカレ以外の未経験特化の支援でも探せるからです。

この考えをもとに、具体的な選択肢を4つに分けて紹介します。

選択肢①:給付金を使って学ぶ

お金の面で学びを諦めかけているなら、公的な制度は2つ押さえておけば十分です。受講中の生活費を支えてもらえる「ハロートレーニング」と、スクールの受講料の一部が戻る「教育訓練給付金」です。

ハロートレーニング(公的職業訓練)

ハローワーク経由で受けられる職業訓練で、IT系のコースもあります。訓練期間は2〜6か月で、受講料はテキスト代などの実費を除いて無料です。本人や世帯の収入・資産などの要件を満たせば、訓練中に職業訓練受講給付金(月10万円)を受け取れます。雇用保険の基本手当を受給中の人は、訓練が終わるまで基本手当が延長される場合があります。

デジカレは生活費の支援がないので、「辞めたばかりで、学んでいる間の生活費が不安」という人には、こちらのほうが合っていることもあります。コースや選考は地域ごとに違うので、まずは住所地のハローワークの職業訓練窓口で相談してみてください。

教育訓練給付金(有料スクールの受講料が一部戻る)

厚生労働大臣が指定した講座を修了すると、受講料の一部がハローワークから支給される制度です。講座の種類によって給付率が変わります。

種類給付率上限
一般教育訓練20%10万円
特定一般教育訓練40%(資格取得+就職で最大50%)20万円(最大25万円)
専門実践教育訓練50%(条件を満たすと最大80%)年40万円(条件により増額)

使えるかどうかは雇用保険の加入期間で決まります。目安は、受講開始日までに通算3年以上(初めて使う人は一般・特定一般で1年以上、専門実践で2年以上)です。すでに退職している人は、離職日の翌日から受講開始日までが1年以内である必要があります。

注意点は2つあります。ひとつは、給付金は基本的に後払いなので、受講料はいったん全額自分で払うこと。もうひとつは、特定一般と専門実践は受講開始前にハローワークで訓練前キャリアコンサルティングなどの手続きが必要なことです。申し込んでから調べるのでは間に合わないので、スクールを決める前に確認してください。

対象講座は、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で探せます。「プログラミング」「ネットワーク」などのキーワードと、通学・オンラインの条件で絞り込めます。制度の詳細は厚生労働省のページで確認してください。

選択肢②:未経験特化の就職支援を使う

大手エージェントで苦戦した経験から、就職活動の窓口は未経験を前提にしてくれる支援を選ぶのが近道だと思っています。経験者向けの仕組みに未経験のまま乗るより、最初から未経験採用に前向きな会社とつないでくれるところを使ったほうが、書類で弾かれ続ける時間を減らせます。

選ぶときは、次の3点を見てください。

  • 紹介先が未経験採用に前向きな会社か:ここが違うと、大手エージェントのように書類で弾かれ続けます
  • 業界や働き方の実態を教えてくれるか:「未経験ならこんなもの」で終わらず、SESか自社開発か、どんな現場に入りそうかまで話してくれるか
  • 学習のサポートがあるか:面接で「何を勉強しているか」を話せるかどうかで、未経験の評価は大きく変わります

この条件に近いサービスのひとつが、ITエンジニアへの就職に特化したウズウズITです。僕が当時比較したウズウズカレッジと同じ会社が運営していて、キャリア相談や書類添削・面接対策に加えて、希望者はIT学習のサポートも無料で受けられます。僕自身はウズウズITを使ったことはないので、まずは無料のカウンセリングで、紹介される求人の雰囲気が自分に合うか確かめてみるのがいいと思います。

未経験特化の就職支援なら

ウズウズIT

ITエンジニアへの就職に特化した支援サービスです。キャリア相談や書類添削・面接対策に加えて、希望者はIT学習のサポートも無料で使えます。未経験を前提に相談できるので、大手エージェントで書類が通らなかった人の次の窓口として検討できます。

ITエンジニア就職に特化した【ウズウズIT】

※対象は18〜29歳(高卒以上)で、勤務地は関東・関西・東海が中心です。条件に当てはまらない方は、選択肢①や③も検討してみてください。利用は無料です。

選択肢③:未経験歓迎求人で、まず経験を作る

IT業界は、一度でも実務経験がつくと次の転職が一気に楽になる業界です。だから「最初の1社は完璧じゃなくていいから、とにかく経験を作る」というのも、十分ありな戦略だと思っています。僕自身、もしデジカレに落ちていたら、未経験歓迎の求人に応募して、多少しんどくても耐えながら経験を積む道を選んでいたと思います。

ただし、未経験歓迎の求人には当たり外れがあります。応募する前に、次の点は確認してください。

  • 入社後の研修があるか:研修なしでいきなり現場に出される会社は、未経験だとかなり苦しいです
  • 最初の仕事から次に進めるか:ヘルプデスクや監視から始まるのは普通ですが、構築や設計に上がっていく道があるか
  • 資格取得の支援があるか:受験料の補助や合格時の手当がある会社は、育てる気があるサインです

このルートに近いサービスが、BREXA SOLVIAです。スクールではなく雇用型のサービスで、入社後に3か月の研修を受けてから、エンジニアとして派遣先で働く仕組みです。お金を払って学ぶのではなく、給料をもらいながら学んで経験を作れるのが、スクールとの大きな違いです。

一方で、働き方は派遣になるので、配属先によって経験できる内容が変わります。説明会では、研修の中身と、研修後にどんな現場に配属されているのかを具体的に聞いてみてください。

給与を受け取りながら研修

BREXA SOLVIA

スクールではなく、雇用型のサービスです。3か月の実践型研修を受けたうえで配属される形なので、学習期間中の収入が途切れません。LinuC Award 2026の認定企業でもあり、インフラ寄りの内容が扱われています。

未経験OK|3か月研修でエンジニア転職+キャリアアップ【BREXA SOLVIA】

※対象は23〜30歳・大卒以上・社会人経験1年以上です。働き方は研修後の派遣になります。最初のステップはオンライン説明会への参加です。

選択肢④:まずは資格で基礎を固める

「すぐにスクールや転職活動に踏み出すのは不安」という人は、まず資格の勉強から始めるのもひとつの手です。正直に言うと、未経験の場合、資格だけで内定が決まることはあまりありません。それでも、面接で「いま何を勉強しているか」を具体的に話せるのは大きな武器になります。デジカレの選考でも、IT業界への意欲を伝える材料になるはずです。

目指す方向によって、最初の資格は変わります。

目指す方向最初の資格ひとこと
まだ決めていないITパスポートIT全体の用語と仕組みをざっと押さえられる
ITの基礎をしっかり基本情報技術者開発・インフラどちらでも評価されやすい
インフラ・ネットワークCCNAネットワークエンジニア志望ならこれが一番効く
セキュリティに興味情報セキュリティマネジメント僕も持っている資格。ITパスポートの次に狙いやすい

ちなみに、僕がCCNAを取ったのは入社してからでした。今振り返ると、入社前に取っておけば、ITへの転職はもう少し楽だったかもしれないと思っています。ネットワークやインフラに興味があるなら、未経験のうちからCCNAを最初の目標にしてみてください。

あまりお金をかけずに始めたいなら、オンスク.JPのような月額制の学習サービスも選択肢です。月額1,628円のプランで、ITパスポートや情報セキュリティマネジメント、ネットワーク入門などの講座を、スマホでもPCでも受けられます。スクールに数十万円払う前に、「IT分野の勉強が自分に合うか」を安く試す使い方がおすすめです。

まず安く試すなら

オンスク.JP

月額制で60以上の資格講座が使い放題になるオンライン学習サービスです。ITパスポートや情報セキュリティマネジメントなど、IT系の入門資格の講座もあります。スマホで隙間時間に進められます。

月額定額サービス【ウケホーダイ】

※月額料金や講座ラインナップは公式サイトで確認してください。ネットワーク系を目指すなら、CCNAは専用の教材と組み合わせるのがおすすめです。

状況別:あなたに合う次の一手

ここまで紹介した4つの選択肢と、デジカレへの再挑戦。どれを選ぶかは、今のあなたの状況しだいです。

ただ、どれを選ぶにしても、就職活動は大手エージェントではなく、未経験に特化した支援を使うことをおすすめします。未経験のまま経験者と同じ土俵で戦って、僕のように書類で落ち続ける遠回りは避けてほしいからです。

あなたの状況おすすめの選択肢
要件を満たしていて、再申込できると事務局で確認できた次の回のデジカレに再挑戦
離職中で、学んでいる間の生活費が不安ハロートレーニング(選択肢①)
雇用保険の加入期間があり、学ぶ時間もとれる給付金対象のオンラインスクール(選択肢①)
20代で、早く未経験OKの会社に就職したい未経験特化の就職支援(選択肢②)
給料をもらいながら、早く実務経験を作りたい未経験歓迎求人・研修付きの雇用型サービス(選択肢③)
まだ迷っている、自分に合うか試したい資格の勉強から(選択肢④)

デジカレに落ちたことは、ITに向いていないという意味ではありません。僕自身も、大手エージェントで遠回りしてからデジカレにたどり着きました。大事なのは、落ちたあとに立ち止まる時間を短くすることです。

まとめ

デジカレTOKYOに落ちても、未経験からITに行く道はいくつも残っています。

  • 再挑戦するなら、まず事務局に再申込できるか確認する。短期集中コースはほぼ毎月入校がある
  • 生活費が不安ならハロートレーニング、受講料が不安なら教育訓練給付金を調べる
  • 就職活動は、大手エージェントより未経験に特化した支援を使う
  • 早く経験を作りたいなら、研修のある未経験歓迎求人から始めるのもあり

僕は「スクールは高い」と思い込んで制度を調べず、大手エージェントで書類落ちを繰り返しました。この記事を読んだ方には、同じ遠回りをせずに次の一歩を選んでほしいと思います。

デジカレを実際に受講した感想や、2か月の流れについては、こちらの体験記にまとめています。

記事中で触れた3つのサービスです。どれも対象条件があるので、先に確認してから進んでください。

18〜29歳/未経験に特化した就職支援を使いたい人

ITエンジニア就職に特化した【ウズウズIT】

※高卒以上/勤務地は関東・関西・東海が中心

23〜30歳/給料をもらいながら研修を受けて経験を作りたい人

未経験OK|3か月研修でエンジニア転職+キャリアアップ【BREXA SOLVIA】

※大卒以上/社会人経験1年以上/オンライン説明会への参加が必要

まずは安く資格の勉強から始めたい人

月額定額サービス【ウケホーダイ】

※ITパスポート・情報セキュリティマネジメントなどの講座あり

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